マイスリーより先に試すべき音楽療法

不眠症改善に役立つ方法には、アロマオイルを使用してみる、室内環境を整えるなど様々な物がありますが、音楽の力についても触れられる事が多いです。

よく眠れると謳われたリラクゼーションミュージックのCDなども販売されていますが、なぜ音楽が不眠症を改善させるのか、実際に効果があるのかどうか、メカニズムを理解して利用している方は少ないでしょう。

静かな音楽ならリラックス出来るからという心理的に安らぎを誘う効果もあるのですが、一番大きな作用は脳波を安定させるという事です。

人間の脳波は周波数が低い方からθ波、α波、β1波、β2波、γ波という名称がついています。

θ波は瞑想状態の様な余計な雑念が一切消えた状態、α波ではリラックスして物事に集中出来る状態の脳波です。

β1波は程良く力が抜け、程良く気を張っている日常生活をする上で一番良いバランスを保った状態ですが、ストレスを感じると脳波はβ2波へと移行し、心身が緊張した状態に陥ります。

脳波の高さは脳内物質の量にも影響し、このβ2波の状態の時は、安眠する為の脳内物質が減少してしまいます。

つまり、安らかに眠る為には脳の周波数を落とし、一番心身がリラックス状態、α波となる様にすればいいのです。

この方法はマイスリーなどの睡眠薬に頼るよりも、根本的な問題の解決であると言えるでしょう。

このようにリラクゼーションミュージックは単に心地よい静かな音を感じさせるだけでなく、脳波にも影響する音を出しており、音楽療法には科学的な根拠がある物なのです。

音楽だけでなく、波の音や鳥のさえずりなどの自然音も効果があるとされています。
自然界の音には1/fの揺らぎがあり、その微妙な周波数が人の脳波をα波へ導くからです。

また、ヒーリングミュージックではなく、自分の好きな曲を聴くのも効果があります。
覚醒する様な激しい音楽でなければ、自分が一番心地よいと思う音楽をセレクトするのも手です。

不眠症に悩んでいる方々はマイスリーに頼る前に、まずこういった根本からの解決を試みてみましょう。