父の介護から始まった生活環境の変化による不眠症

まさか自分が不眠症になるなんて思いもよりませんでした。

私は寝ることが大好きで、仕事から帰ってベッドに入ることが一日の至福、そして休日はお昼ころまで寝ているという、不眠症とは程遠い自分だと思っていました。

しかし、ある日、同居していた父が不調を訴え受診したところ、ガンが原因だということが分かりました。
高齢でもあったので無理な手術はせず、短期間の入院とあとは通院で治療をすることになりました。

同居していた母も同じく高齢なため、私が休職し、父の自宅介護をすることになりました。

まだ、父も自発的にできることが多かった時は、通院や食事の用意などの簡単な介護だったのですが、少しずつやれることも減ってきたのと同時に私は休職し、やりがいが無くなり、自由な時間が減ってしまったことが重なり不眠症となりました。

はじめのうちは眠れないな、眠りが浅いなと感じくらいでしたが、日に日に眠りにつく時間が遅くなり、夜中に何度か目が覚めてしまうなど少しずつ症状が大きくなってきました。

夜中に目が覚めた時には不安が襲ってきてそのせいで余計に眠ることができず、自分の身体の不調も感じるようになりました。

高齢の両親に心配をかけることもできず、ただ一人、介護と自分の不眠症による体調の不安、未来への不安でいっぱいになっていきました。

ある時、夜中に目が覚め、涙が止まらず号泣しました。

その時初めてこのままでは自分も病気になってしまう、私が病気になっては高齢の両親も大変なことになってしまうと思い、意を決して翌日、心療内科に受診しました。

心の病なども無縁だと思っていた自分が心療内科を受診することだけでもショックでした。

しかし先生は親身になって対応して下さり、少しずつだけでもぐっすりと眠ることで体も心も楽になると言われ、マイスリーという睡眠導入剤を少量だけ飲むことにしました。

どんな風に効くのかは不安でしたが自然な眠りにつけ、夜中に起きることもなく久しぶりにぐっすりと眠ることができました。

ただ、このマイスリーというお薬を長く服用し続けると依存症になる危険性もあるそうなので、なるべく早く薬にたよらない生活を取り戻したいとおもいます。